椎名農園

私たち椎名農園は千葉県の北部、香取市でさつまいもや人参、大根、じゃがいも、モロヘイヤなどの野菜やお米を生産しています。
中でもさつまいもは「紅はるか」「シルクスイート」「紅小町」「あやこまち」といった様々な品種を栽培しており、思い入れの強い作物です。地域としても主要作物の一つではありますが、私たちとしても年々栽培面積を広げて栽培を強化しています。

★---さつまいもの新たな産地をつくる！
さて、そんな椎名農園ですが、昨年から新たなチャレンジを始めました。
それは北海道でのさつまいも生産です。
北海道で芋と言えば一般的には「じゃがいも」のことを指します。実際、北海道は国内の70％近くのじゃがいもが生産されているのに対し、さつまいもはあまり生産されていません。これには理由があります。さつまいもは、定植から収穫までの間に一定の積算気温が必要とされており、本州と比べて気温が低い北海道では栽培に時間がかかるからです。
しかし、私たちはあえてこの北海道でさつまいも栽培にチャレンジします。
なぜなら、そこにチャンスがあると考えるからです。
近年、さつまいもブームによりさつまいもの需要が高まる一方で、鹿児島県や宮崎県といったさつまいもの主要産地では「基腐病」というさつまいもの病気が広がり、いもの供給が追い付かない状況がここ数年続いています。基腐病は感染すると芋が腐ってしまうのですが、雨が降ると雨水を介して他の健全なサツマイモにも病原菌が広がってしまいます。また、その病原菌は土に残るため、同じ畑でサツマイモを栽培すると発病を繰り返す可能性があるとてもやっかいな病気です。実はこの基腐病は国内各地で感染が確認されており、関係者はピリピリとしています。先のことはわかりませんが、この病気がもっと広がるとさつまいもの供給量は今よりも大きく減少する可能性があります。
そんな中、幸い、この基腐病は北海道には上陸しておらず、先々北海道がさつまいも供給の救世主になる可能性がある、私たちはそう考えています。それが私たちが北海道でのさつまいも栽培に挑戦した理由の一つです。
また、年々温暖化が進んでいるという事実も私たちの栽培を後押ししてくれると考えています。

★--9月～11月の約3か月間一緒に働いてくださる方を募集します！（4t車の運転が可能な方）
今年もシーズンが始まり、これからいよいよ収穫シーズンを迎えます。北海道での作業は11月末頃までの予定ですので。この間お手伝いをしていただける方を求めています。
お願いしたい作業は主にさつまいもの収穫と4t車を使った運搬業務です。運搬は片道1時間くらいの距離の場所に運んでいただくので、トラックの運転に慣れていらっしゃる方にお越しいただけると嬉しいです。
農作業自体は未経験の方でも問題ありません。
遠方からいらっしゃる方のために、会社で寮をご用意いたします。北海道で働いてみたい！新しい仕事をやってみたい！という方、ぜひ私たちと一緒に新たなさつまいもの産地づくりにチャレンジしてみませんか？

★--長期雇用の可能性もあり！
今回の雇用期間は11月末頃までの予定ですが、仕事をしてみてそのまま一緒に働きたいという方がいらっしゃいましたら、長期雇用をさせていただく可能性もございます。
12月～4月はどうするの？と心配されるかもしれませんが、その間は千葉にお越しいただき、こちらの農園の仕事をお手伝いしていただこうと考えております。2拠点での生活となりますが、冬の寒さが厳しい時期は千葉で、夏の酷暑がきつい時期は北海道で、と、過ごしやすい場所で住むことができるので、そのような生活がしたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。その際には北海道、千葉どちらにもお住まいをご用意いたします。
もちろん、11月末頃までの期間限定の勤務でも構いませんので、ご興味を持っていただいた方はぜひご連絡ください。

★あなたの活躍が未来のさつまいも市場を変える？？
まだスタート前ですので、はっきりとしたことは言えませんが、農地はこの先200ha、300haと増えていく余地があり、そこを目指して拡大させていく予定です。その際にはスマート農業の導入も視野に入れています。また、現在、さつまいもを使ったスイーツの開発やシンガポールなどへの海外輸出も検討しています。
私たちのこの取り組みが未来のさつまいも市場を大きく変えるかもしれません！
そのためにも今シーズンの作付けはとても重要です。ぜひあなたの力をお貸しください！
ご応募をお待ちしております。