みどり産業株式会社

当社は千葉県市原市に本社があり、廃棄物処理業・リサイクル事業をおこなっています。
廃棄物処理の会社というと、農業とは関係が無いように思われるかもしれませんが、実は密接に関わっています。
まずは、当社の事業についてご紹介いたします。
当社は、主に千葉県内にある飲食店やスーパー、ホテル、食品加工工場と契約し、食品残渣の廃棄物処理をおこなっています。
廃棄されるものは、例えばキャベツの外葉やバナナやリンゴの皮など、調理加工する過程で出るものや、食べ残しなどです。毎日大量に出されるそれらの生ごみをドライバーが運搬車で回収し、千葉県長柄町にある食品リサイクル工場に運びます。
その後、その生ごみと木くず、堆肥と混ぜ合わせ、空気を通しながら時間をかけて発酵させ、堆肥をつくります。
堆肥化するまでの期間は約90日。当社ではその間化学物などは一切加えません。地場にいる微生物・菌の力だけで発酵をさせるので、有機栽培農家さんでも安心して使ってもらえる堆肥になります。
もちろん、良い堆肥をつくることは簡単ではありません。発酵は天気や温度、湿度などに大きく影響されるので、上手く管理ができないと生ごみが腐ってしまうなど、良質な堆肥ができません。日々のデータを蓄積し、毎日変わる気候条件の中でも安定した品質の堆肥をつくることが当社の事業の根幹です。
まずは、発酵技術を覚えていただき、良い品質の堆肥をつくるところからぜひチャレンジしていただきたいと考えています。

そして、次のステップとしては、出来上がった堆肥を商品にして販売します。
当社の堆肥は「みどりのちから」というブランドで販売をおこなっています。もともとは私たちが食べられる食品を原料としておりますので、安全性が高いです。使っていただいている農家さんからも「美味しい野菜ができる」とご好評をいただいております。
現在は、大手のホームセンターや流通大手が手掛ける農場などでも取り扱っていただいています。

また、当社は農業生産もおこなっております。
現在は堆肥工場に隣接する農地にビニールハウス14棟を建設し農産物の栽培をおこなっています。農産物は主にはサラダ用のケールを栽培しており、年間を通じて出荷ができるよう計画的な作付をおこなっております。
ケールを選んだ理由は、高齢化を迎える社会において、いつまでも健康を維持できるような健康的な野菜をつくりたかったからです。
まだまだこれからの野菜ではありますが少しずつファンも増えて安定した出荷を続けており増産も考えています。また、ケールを利用した加工品開発にも着手しており、ケールペーストやケールカレーの試作を開始したところです。

●今回の募集について
今回はご説明をした堆肥の製造、出荷に関わる業務をご担当いただける方を募集いたします。
具体的には、重機（ホールローダー）で堆肥を切り返したり、トラックで生産者へ堆肥を配達に行ったりするお仕事です。業務については1からしっかりと教えていきますので、未経験の方でも問題ありません。
重機や4トントラックの運転経験のある方は大歓迎ですが、ご経験の無い方でもやってみたいというお気持ちのある方でしたら丁寧に指導いたしますのでご安心ください。必要な資格も入社後に会社負担に取得することができます。
良い堆肥を作るには手間がかかりますが、その結果生産者の皆さんに喜んでいただけることが何よりのやりがいです。

「廃棄から物づくりへ」
地域資源の循環の輪をつくり、自然の恵みを次世代につないでいきませんか？