現地体験レポート

  • 現地体験レポート:◆チャルジョウ農場◆有機JAS取得の畑で新規就農しませんか!『結』方式で農業研修しよう!
■チャルジョウ農場  代表 小川 光さんの紹介

東京都練馬区出身、東京大学農学部農業生物学科卒、福島県会津・喜多方地方の農業試験場や農業改良普及所、農業センターでの勤務を経て、1999年に喜多方市山都町にチャルジョウ農場設立。
中央アジア、カスピ海に面するトルクメニスタンの国立農業科学研究所で、乾燥地帯での無灌水農業技術(水を使わず植物を育てる)の開発研究を行なっていたという経歴の持ち主。独自の技術と理論によって、中山間地の潅水設備もない環境で、ハウス施設を使っての無農薬自然有機栽培の技術を確立させた。
毎年全国各地から新規就農希望者を受け入れ、無農薬自然有機栽培で野菜・果物を栽培する農家を育成しており、この地区への定住希望者には住まいの斡旋もおこなっている。これまで受け入れを開始してから15年余りで、約100名が喜多方・西会津地方に定住。
現在は、長男:未明さん、四女:美農里さんと一緒に、喜多方・西会津にて農業経営をおこなう。

=目的=
“地球の砂漠化を乾燥地の節水農業の実現で防止すること、そして日本の遊休農地を再生し過疎化を解決すること”その普及のため、日々の研究と活動を時間を惜しまず精力的に行なっています。

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■チャルジョウ農場  小川 美農里さんの紹介

小川家四女。福島県喜多方市出身。三重県伊賀市にある有機農業専門の農業高校 愛農高校を在学中に、パラグアイのスラム街と日本のホームレスの方々の現状に衝撃を受け、貧困問題に関心を持つように。大学卒業後は、病院勤務も経験しつつホームレスの方々の支援に尽力。
医療においては対症療法よりも、食であったり精神的なところを見つめ直すことで病気の予防ができると考えており、貧困問題もまたホームレス状態になる前に関わっていくことが大切だと考え、その人がその人らしく生きるお手伝いをライフワークとする。
さらにインドに渡り、世界最大のエコビレッジ“オーロヴィル(※1)”で看護師として働きながら、幸福、農業、統合医療をキーワードに活動。(オーロヴィルはギフトエコノミー(※2)という社会の考え方を主体とした場所。)現在は、自然と世界そして生命の繋がりの大切さをテーマとした講演活動を積極的に展開中。これからはオーロヴィル等での体験を生かし、地元会津地区を拠点に、全人的医療や農的な暮らしを行うコミュニティの場を創造していく予定。現在、同じ想いで活動していただける人材を募集中。

(※1)オーロヴィルについて
ヒューマン・ユニティの実現を目的に1968年にインドのタミルナドゥ州にて発足。現在は、約50カ国、約2500人の多国籍の住民で構成されている。宗教や国籍、文化の壁を超えた持続可能な理想都市であることから世界最大のエコヴィレッジと呼ばれる。

(※2)ギフトエコノミーについて
自ら進んで与えることを前提に成立する経済で、需給関係で価格が決まる。貨幣の支払いと引き換えにモノやサービスが提供される市場経済とは異なり、この社会では、お互いの善意と信頼関係が最も必要。

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■チャルジョウという名前の由来

チャルジョウ?変わった名前だなぁと思う方も多いと思います。
名前の由来は研究で訪れたトルクメニスタンの第2の都市、「テュルクメナバード」のソ連時代の呼び名が「チャルジョウ」といって、チャルジョウとはペルシア語で『4つの小川』の意味。
この地での研究、農産物や人との出会い、町の特徴や素晴らしさから、自らの農場を 『チャルジョウ農場』と名づけました。

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■農場と農産物

農場は福島県の西部、会津地方は“喜多方市山都町”と“耶麻郡西会津町”に合計3haの圃場があります。
圃場では有機JASを取得しており、無灌水無農薬のハウス栽培を主として野菜・果物の生産、そして在来種の発掘やオリジナル品種の開発も行なっています。
収穫された作物に共通して言えることは、味は濃厚で香り高く、忘れられない感動があります。まるで全身の細胞が大喝采しているような感覚さえも。
代表的作物は、ミニトマト(紅涙・涙の泉)、メロン(飯豊メロン・アナウ114)、インゲン(在来種の庄右衛門)、オクラ(島)、キュウリ(霜月青長・ピックルキュウリAhal)、カボチャ(感動南瓜・感鶴南瓜)が中心で、冬場はイチゴ(耶麻)、シュンギク(会津春菊)を栽培しています。


加工品は、もちろん添加物不使用。黒米や玄米・味噌の餅、そしてドライトマトや柿チップを製造しています。
ポリシーを一言で言わせていただくのならば、『本来の植物の力を信じ、自然環境を活用して育てる』ということ。生命力を生かした農法で栽培された作物を食べる人間は、心も身体も健康にならない訳がないと思うのです。

※約5年前に東日本大震災による原発事故がありましたが、放射線量も事故前と全くと言っていいほど変わっていませんので安心して生活が送れます。実際、農作物からもセシウム等の放射性物質は不検出という結果が出ています。気になる方は詳しい資料やデータがありますのでお問い合わせください。

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■新規就農システム『結』

当農場では各研修生に割り当てたハウスからの売上が本人の収入となります。育苗から定植までは皆で力を合わせて行い、定植後は責任を持って担当ハウスを管理・収穫・出荷をします。なんと販売先は自由。共同出荷も可能です。自然食系のお店、食品通販や直売所など、色々な販路に出荷することができますので、独立を目指している方には大変勉強になるかと思います。農場の研修生達と協力し合いながらの作業になりますので、収穫が追いつかない時などは助け合います。休みの取得も自由。担当ハウスの作物の状況を見ながら、時間や決まりに囚われることなく、休憩や休みを取得することが出来ます。
そして自然農法・有機栽培をやりたい方にとって絶対嬉しいゼミナールや学習会があります。ここで、技術指導をバッチリ受けられますので、現場と座学と両方の経験をすることができます。

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■山都町/西会津の町と人

この町には中山間地でも有機農業で暮らしていけることを実証しているファーマー達が数多く、「会津有機の会」「会津自然塾」「喜多方ゆうきの和グループ」「あいづ耕人会たべらんしょ」などの団体があり、農業の活性化するよう活動を行なっています。また、各地の有機農業の講演会にも講師で呼ばれるような方々も沢山います。
農業だけではなく、美味しいスローフードもあります。天然酵母のパン屋さんや古民家を改装した喫茶店(元チャルジョウ研修生が経営)、山都名産の蕎麦などがあります。また、近年では地域おこしや芸術活動も盛んで、全国各地から志を持った若者達が沢山集まっています。西会津国際芸術村では、木造公社の趣のある廃校を利用し、芸術の新しい価値と創造を発信しています。

自然を愛してやまない人々が手を取り合い支えあって楽しく生活しています。
それはまるで『有機の町』と言ってもいいほど。
とても純粋で美しい人々がここには沢山いるのです。


【山都町おすすめスポット】
●古民家喫茶 茶房『千』 ( http://sabou-sen.chu.jp/
●天然酵母パンと焼き菓子『食工房』 ( http://shokuko.com/
●山都そばについて(http://www.sobanosato.jp/buckwheat/


【西会津おすすめスポット】
●西会津国際芸術村(http://nishiaizu-artvillage.com/

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これまでにも全国から様々な方が農場で研修を受けました。新卒生、異業種からの転職組、“半農半X”を叶えるためにやってきたアーティスト・・・と、この町が気に入り移住した先輩達も沢山います。
まずは約8カ月の農業研修から始めてみませんか?


◆◇◆チャルジョウ農場 研修生の募集はこちらから◆◇◆
http://www.agreen.jp/job/detail.php?job_id=539

◆◇◆チャルジョウ農場 ホームページはこちらから◆◇◆
http://chardjou-sol.jimdo.com/

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